- てんとう
- I
てんとう【典当】質入れ。 担保。 かた。IIてんとう【天道】(1)太陽。 日輪。
「お~さま」
(2)天の神。 宇宙の万物を支配する神。 てんどう。→ てんどう(天道)IIIてんとう【奠湯・点湯】禅寺で蜜湯・砂糖湯を仏祖に供すること。 また, 葬送の際に霊前に湯を供すること。 また, その湯。 奠茶(テンチヤ)とともに行われる。IVてんとう【店頭】店さき。Vてんとう【点灯】あかりをともすこと。⇔ 消灯「ライトを~する」VIてんとう【点頭】うなずくこと。 承知すること。VII「帽子も被つた儘で唯鷹揚に~すると/浮雲(四迷)」
てんとう【纏頭】〔「てんどう」とも〕(1)当座の祝儀として与える金品。 はな。 チップ。(2)歌舞・演芸などをした者に褒美として与える金品。 もと, 衣服を与え, 受けた者は頭に纏(マト)ったという。 被(カズ)け物。VIII「いかでかくばかりの事に~参らせざらんとて/著聞 11」
てんとう【転倒・顛倒】(1)逆さまにすること。 逆さまになること。「本末~」「主客を~した話で/青年(鴎外)」
(2)倒れること。 ひっくりかえること。「レースの途中で~した」
(3)うろたえること。 動転。「気が~する」「何も彼も~して了つて/あめりか物語(荷風)」
(4)〔仏〕〔「てんどう」と読む〕煩悩のために誤った考えやあり方をすること。「愚癡(グチ)~の四生の群類を助けんと/沙石 1」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.